2019年3月25日(月)~31日(日)東京都美術館・1階第4展示室にて行われた「第43回人人展」は、盛況のうちに終了いたしました。
改めまして、ご来場いただいた沢山のお客様、ご協力いただいたギャラリー・画廊の方々、関係者の皆様に感謝申し上げます!
人人展ダイジェスト
特別陳列「井上洋介」会場では、井上洋介さんが生前「人人展」に展示してくださった歴代の作品を中心に、立体作品含めた29点を展示いたしました。

特別陳列「井上洋介」展示風景

会期初日には、井上洋介さんのご長女・井上真樹さんをゲストにお招きしてギャラリートークを開催。人人会からは美濃瓢吾、井上さんのお弟子さんでもあった山﨑克己も話者となり、当時の制作の様子、逸話などを存分に語っていただきました。

トークの様子。沢山のお客さまにご来場いただきました
井上真樹さんには大切な作品をお貸出しいただき、また貴重なお話を賜り、さらに図録にもご寄稿いただくなど、多大なるご協力をいただきました。この場を借りして厚くお礼申し上げます。
通常展示は、新しいメンバー(呼びかけ会員)1人を加えて、合計37人の出品者による展示。特別陳列の作品を含めて159点(シリーズ作品は1点と数える)の作品が出品されました。
人人展の展示空間では、作品の点数・サイズに制約はなく、出品作家各々がブース(5−6m)を自由に構成しています。それぞれの作品の充実度に加えて、展示全体として独特の響きあいが生まれることがあります。
昨年に比べて出品者が増え、また作品総数も20点以上増加しました。さらに大型の作品、大規模なインスタレーションが多かったことも重なって、会場は非常にエネルギッシュなものとなっていたように思います。小品展「小さな人人展」、ART TRANSIT企画・観賞ツアーの様子
湯島の画廊・羽黒洞のご協力のもと、賑やかに開催されました。例年同様、人人会内外の作家さんはもとより、個性的なお客様が多数集い、楽しい空間となっていました。
さらに3月30日(土)には、社会人サークル・ART TRANSITさんにより観賞するツアーを企画していただきました。

トーク中の羽黒洞・品子社長
「伝説の画商・木村東介と画壇の風雲児・中村正義の出会いが遺した『从展』を桜と共に追う」と題された本企画では、「第43回从展」都美術館の会場と「小さな从展」羽黒洞にて、それぞれツアー参加者に向けたギャラリートークも催されました。「小さな从展」会場では羽黒洞・木村品子社長のトークに加え、人人会や羽黒洞にゆかりのある所蔵作品を鑑賞する試みがなされました。
企画してくださった春山さんがツアーの様子をブログ記事にしてくださっていますので、ぜひご覧ください。